
大雪山の水、バタークッキーと北舟岡珈琲焙煎所の一杯
札幌の宿で迎えた朝
千歳線で、前夜に札幌入り。
市内の宿で迎えた朝──今日は千秋楽です。
4日間という短い間でしたが、とても充実した時間でした。
ゆっくりふり返りながら、
大雪山の水で、室蘭で頂戴した
北舟岡珈琲焙煎所の5種類の珈琲から一杯を淹れ、
素朴な味わいのバタークッキーをいただきました。
海の見える焙煎所。次はぜひ訪ねてみたい。
田丸雅智「海酒」を読んだせいか、
珈琲の味わいの中に海を見ていました……
今日は、千秋楽。きれいに着物をきて、俊カフェへ。

俊カフェの入口は、ここ。
札幌俊カフェで
徒歩でいける宿から、俊カフェへ向かいました。
昨夜から少し気温がさがって、爽やかな風に緑の木々が揺れています。

古い階段を、一段ずつ のぼります
古い階段をのぼる
俊カフェといえば、この古い階段。
ぎし、ぎしと音を立てながら、一歩ずつのぼってゆきます。
“楽に着いてしまう” 世の中に反して、
からだを使うと、何のために上がるのかが見えてきます。

硝子扉の向こうには…|俊カフェ
ガラス戸の向こうに…
この硝子扉の向こうに、言葉と音楽の空間が待っています。
──ゆっくり、扉を開く。
わたしも、皆さんも、この道を通りました。
そして…

「高野聖」泉鏡花 おとがたり朗読公演|開場とともに、お客様がいらっしゃいます。
札幌の夕
直毅さんが俊カフェへ。
ヴァイオリンの音が空間に馴染み、静かに本番を待ちます。
俊カフェでの上演は、またどことも違う緻密なやりとりとなりました。
登場人物たちのドラマが交わり、最終場面では
「高野聖」の生き方、その意思が大きく貫かれた──
そう感じられる千秋楽でした。

終演後に
札幌には友達がいます。小中の頃の友達が仲間と来てくれました。
朗読の生徒さん、そのお仲間、大切なお客様も。
ことばを交わすほどに、ここへ足を運んでくださったことへの感謝が、
心に大きくふくらみました。
皆さま、そして俊カフェの古川奈央さん、ありがとうございました。
あらためて「高野聖」の素晴らしさを思い、
次の演目への想いも、静かに胸に浮かびました。

札幌 千歳空港
大きな月。スマホ望遠で撮ると、まるで絵本の一頁のようでした。
北海道での朗読公演の旅は、
こうして千秋楽を迎えました。
心に浮かぶことあれども……
それはまたいつか、あらためて。
おとがたり北海道朗読公演ツアー2025 後記。
お読みいただき、ありがとうございました。

**こえのひと、物語わらふ**
Natsuko Nagahama
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