
文学の街で
小樽の坂道を降りると、歴史的な建物や港の風景が広がります。
ノスタルジーを感じさせる「手宮線跡地」という廃線路があり、
その「旧色内駅」のすぐそばに、小樽文学館があります。
そこから見上げた窓には、文豪たちのまなざし。

小樽文学館 入口
小樽文学館の響き
天井が高く、奥への距離が深い、独特な響きの会場です。
ボランティアスタッフの皆さんが、幾つも並ぶテーブルや書籍を片付け、椅子を整然と並べて下さり、会場が整っていきました。
やがて開場時間。ひとり、またひとりとお客様がお集まりになります。

「高野聖」泉鏡花 おとがたり朗読公演 -開演前の風景- |小樽文学館
朗読とヴァイオリンの響き
この会場では、言葉と音の響きに透明感がありました。
モニターアンプなしで、ことばの輪郭がきちんとこちらに返ってきて、
身体で聴くような感覚。そう──「言葉が見える」という感じです。
声とヴァイオリンの音色が、

おとがたり
終演後のひととき
地元の朗読会の皆さまや、図書館でフライヤーをご覧になった方々、
文学を愛する方、朗読をなさる方々が集まってくださいました。
こちら小樽でも、お客様から「あっという間の時間でした」との感想を多く頂きました。
初演からずっと支えてくださっているTさんも、静かに笑顔で頷かれ、とても嬉しかったです。ありがとうございました…!

小樽文学館のカフェスペースにて
芸術文化にひらいたまち
小樽は、外から来た私を受け入れてくださった街。
ラジオ局(FMおたる)や、
地元SNSなどの情報発信(小樽ジャーナル)でも、
初演時から「おとがたり」を取り上げてくださいました。
言わば、私にとって「信じてくださった街」なのです。
小樽という街の空気が、人が、この物語上演を支えてくださいました。

文学館から、小樽の街を望む
北海道朗読の旅は続きます。
次は室蘭公演へ。

**こえのひと、物語わらふ**
Natsuko Nagahama
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